
空間をも支配する
ファッション。
ゲイ茶においてそれはマッキーへと続く言葉。与えられた方程式のように、その2つは「🟰」で繋がっている。
アタシ、トトメスはとりわけそれを語るほどの熱量がないように自己を認識しているし、知識も豊富ではなくて。その時々の、心地良いもの、時代にとけこんだものを身につけている、つもり。
でも時折ハッとすることがあるの。
己を主張するに飽き足らず、共に過ごした時間全てを奪いさるようなファッションに。交わした言葉をぼやかし、強烈に,色鮮やかにそれはアタシの記憶に焼きつく。自身の着心地の良さのみならず、強く印象を残す人にアタシの目は、心はどうしたって惹きつかれてしまう。
今回はそんな珠玉のファッション〜シュン編をお届け。
お皿の上はアートでもあり、ファッションでもある。
まずはこちらかつてX(旧Twitter)にもあげたもの。
ある居酒屋に入って頼んだものが来たときに、思わず叫んでしまったの。何気なく頼んだつもりだったのにシュンにしくまれてたんじゃないか、って思うほどに。
美味しい食事を体現した男。時折料理は色気、という言葉を聞くけどいっそそれを具現化したら色気を醸し出すことができるのかしら。

この店独自の鯖ポテトサラダカラーファッションのシュン。
くすみカラーはエイジレス
お次はカジュアル姿。
マッサージを学びたいというシュンの施術モデルとして講師のもとに同行したアタシ。スーツから施術着に着替え、受講後そのまま帰ろうとした彼に、講師も私も
「え、それで帰るんですか……??」
と問わずにはいられなかった。
場所は恵比寿。
シュンがそのままでいいというならアタシ達がそこまででしゃばる必要もない。レトロなマンションの一室をでて2人でエレベーターを待ってたころ気づいたの。
これは彼の学び舎へのリスペクトなんだ…!!って。
何かを学び、身につける。それは並大抵のことではないわ。謙虚さを持って、真摯に向き合う。学ぶことはそうした姿勢をいつだって必要とする。身につける衣装は、そうした内面の敬服を、感謝を示すことがあることをシュンは改めてアタシに教えてくれたの。

古いマンションの内装バイカラーに身を包むシュン。
心を強くする
そして最後。これはすっかりズブズブの関係が疑われる(安倍昭恵さんと加計学園もかつて国会でこんな風にに言われてたっけ_遠い目)我らゲイ茶一同が愛してやまない桃山商事さんとのコラボ収録の時。
収録前にゲイ茶でご飯をするという名目で集まり、先に到着したアタシとシュン。その時違和感を憶えたの。といより、既視感。
どっかで見たことある。
最近私が目にして印象に残ってる何か……
ハッ!!!
Tverでやってた金田一少年の事件簿、雪夜叉伝説殺人事件で殺された氷室画伯!?!?!?

心荒ぶ師走にアタシを救った懐かしの金田一。
そこに登場した男が目の前にいる……
そんな錯覚に陥ったわ。依頼を見に纏うのは己の個性をだすことでもあれば、誰かを真似ることでその人の精神性に近づくことだってできる。真似ることから自分が求めてるものに手が届くんじゃないか。ファッションがもたらす力を切に感じたの。
今日,貴方を何を身につけてる?
トトメス