わびさび茶飯事

CIRCLE
2024.10.18

生を感じてひと仕事|ゲイ茶通信


今年の振り返りを友人としていると誰が生を全うしたのかって話になるのよね。
いつからか著名人の死によって一年を刻むようになった、そんなトトメスが今回は担当します。

今年の1人は中尾彬ね。
いつのまにかお亡くなりになってて、もう捻りスカーフは見れないんだ…って思わず遠い目になったわ。
今後街中でスカーフだかマフラーを捻ってる人を見つけたら、その人の中にはまだ中尾彬という存在が生きてるんだ、って勝手に想いを馳せてしまいそう。
捻りスカーフ=中尾彬という安易な公式が身についてるアタシ達世代ではあるけど、これからを担う若い世代には誰かが伝えていかないと。
じゃないと彬は忘れさられる。あんなに捻りだけで名を馳せた人、あとにも先にもいないもの。

「昔、中尾彬って人がいてね」

そんな風にいつかアタシがネクストゲイ達に言い伝えたいとも思う。思うんだけど、きっと

盛り上がらない。

今ですらアタシ界隈で捻る人はおろか、ストールを巻く人もいないのに。
でも捻った何かを見かけた時に

「中尾彬!?」

って突っ込めるくらいの若者が今後も続いてくれることは引き続き望んでいきたい。

rest in peace.彬。

そしてここに来て西田敏行。
やっぱり一時代を築いたというか、この世界に足跡を残し続けた人の不在は感慨深いものがあるわね。寂しいとか悲しいとかじゃなくて、いつのまにか旅立たれて思い出の中にしかいないことへの放心状態みたいなもの。
こうやって往年の〇〇とも呼べる著名人が亡くなる度にアタシが思うのが、

まだ徹子がいる。

ってことなのよ。今は徹子の存在が救いのような、徹子でまた時代が変わるようなそんな気がしてる。
いずれにせよ、

rest in peace.敏行。

さてと、

前置きが長くなったけどゲイ茶通信なのよね、これ。
ついむきだしがちなアタシをどうか許して。
今を生きるゲイ茶がやらねばならぬことの一つが、PCWEの準備なの。
そして美術スタッフ要員として、マキトトが輝ける瞬間でもある。
というわけで昨年同様、マッキー宅に集合してとりかかったアタシ達2人。

アイスも買ったり、美味しいお菓子と紅茶を持っていったりと和気藹々しながら手を動かす準備は万端。

トトメス「じゃあ、アタシこっちやるね」
マッキー「アタシはこっちか」

無。

マッキー「この色み、超かわいくない??」
トトメス「あ、かわいー」

無。

トトメス「カッター借して」
マッキー「あ、ハイこれ」

無。

そうそう。思えば去年もそうだった。
夢中になって己の世界に没頭するのよね。ただお互いの悪戦苦闘ぶりは視界に入ってくる。

マッキーはこの後AGA治療へ、
アタシはジャスミンと合流して別件を少々。

この手は止められない……。

互いの健闘を横目で祈りつつ、時に「可愛いー」だけを連発してなんとか完成。

「わび茶のネタ代わりに作業風景もいろいろとるわよー!!」
と意気込んでた開始前のアタシは早々と姿を隠し、思い返したように撮ったのがこちらの画像。

優雅さもなにもない作業環境でどんどんちらかすアタシ。でも現場ってそういうもんよね。

アタシが作ってたモノの一部。

こちらはマッキーの涙ぐましい創意工夫が刻まれたマッキー制作物。

全貌を晒すよりも、チラ見せのエロスを感じてもらえれば幸い。

11月はもうすぐそこ。

書いた人
トトメスシャカリキ枕(詞)女優

トトメスです。魚の食べ方に定評があります。 頭も食べますし、ヒレも食べます。

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