わびさび茶飯事

COLUMN
2024.12.17

国民⚪︎⚪︎って知ってる?

休みが合えば旅行に行きたくなる私たち

私と彼はシフト休み。
月に2、3回しか休みが合わないなんてこともしばしば。
2連休が重なるなんてめったにない。

ってことで2連休が合うとつい「旅行に行こう!」となりがち。

2連休だと自然と国内旅行になります。
付き合い始めて2年半の中で今まで旅行したところを思い返して見ると、、

・草津
・大磯
・金沢
・下呂
・プーケット(4連休)

とそこそこ旅行していますね。
そして、今月の11日12日と連休がかぶったので、広島県は宮島まで行ってまいりました!

旅行先を広島にした理由

広島は、私は高校3年生のときに滑り止めの受験に行って以来、彼は高校生のときに修学旅行で宮島に行ったのが最後。
宮島はテレビで何度か観たことがあり、「鹿がいて牡蠣が有名な島」ぐらいな知識しかなかったのですが、なぜ宮島にしたかというと、、

【国民宿舎】があるからです。

みなさん、知っていましたか?
【国民宿舎】とは、自然公園や温泉地など自然環境に優れた休養地に建てられた宿泊施設のことです。
現在は全国に46の施設があるそうです。
通常のホテルや旅館に比べると簡素な作りではありますが、なんと言っても割安で泊まれるのが最大のメリット!

私たちは聴いたこともなかったのですが、彼がたまたまYouTubeで全国で一番人気の国民宿舎である茨城県の「鵜の岬」のレビュー動画を見ていて、「私たちも泊まりたい!」となったのです。

調べてみて分かったのですが、なんと年間の稼働率が99.7%、12月31日の競走倍率は45.1倍という人気ぶり。
もちろん直近で予約できるわけもなく、私たちは全国にあるという他の45の施設を調べてみることに。

候補となったのは前々から行ってみたかった「宮島」と「伊勢」
施設の雰囲気や観光のしやすさなどを加味して、今回は宮島にある「杜の宿」を予約しました。
国民宿舎は電話予約しかできないところも少なくないのですが、こちらはWEB予約も可能でした。

気になるのはやっぱりお値段。
食事のプランごとに変わるのですが、今回は竹ぐらいのプランを選び、一人19,400円でした。
ちなみに日付によっては同じプランでも16,800円からありました。

後に宿の方から聞いたところによると、宮島のホテルの相場は2〜4万円程度とのことだったのでやはりお得でした。

泊まってみてどうだった?

実際に泊まってみての感想は、「けっこうアリかも!」といった感じ。
年季が入った建物ではありますが、手入れが行き届いており居心地は良かったです。

部屋はというと、玄関の上り框が広く、6畳の和室+窓際のスペースがあり、そこそこゆったりした感じ。
部屋風呂はなしの部屋を選択していたのですが、洗面台もあり不自由さは感じなかったです。

通常の施設と異なるのは、お布団は自分たちで敷くスタイルだったことと、門限が23時だったことぐらいですかね。


お食事には「まぁまぁ満足」
名産の牡蠣や穴子、レモン、それに海の幸を使ったそれなりに豪華なメニュー。
黒毛和牛のすき焼きもありおいしかったのですが、「先日肉の日に買った和牛の方がおいしかったね」と食べ終わったあとに彼がこぼしていました。
まぁ味は高級旅館のそれとは比べるまでもないのですが、でもこのお値段でこれだけの贅沢な料理をいただけて十分満足できました。

※この後に茶碗蒸し、牡蠣の天ぷら、鯛の焼き物、穴子めしなども出てきました。

唯一ナゾだったのが、広い四人掛けテーブルに横並びで席が用意されていたこと。
真っ暗な雑木林を見ながら、たまに横を向いて話しながら食べるのがなんともシュールでした。

お風呂は特に温泉ではなく、大きな湯船が一つのみ。
ゆっくりする感じではなく、体を洗って少し浸かってすぐに出てきました。

お風呂上がりに中庭を見ていると、ホテルのベテラン男性があれこれと教えてくださりました。
 
・この池は浅く、鯉の稚魚を10年前に放ったら今はこんなに大きくなってしまい窮屈なこと。
・水位が下がると背びれが出てしまうので、浮きを使って従業員が常にチェックしていること。
・以前は鹿煎餅を販売しているところがあったが高齢で閉店してしまい、行政も餌やりをしないように呼びかけていること。
・鹿が餌不足で山の中に入って木の実を食べることで猪が里に降りてくるようになったこと。
・瀬戸内海にあるうさぎの島「大久野島」にも国民宿舎があること。

など貴重な情報をたくさん聞くことができて、ホスピタリティにもほっこり。


総じて「泊まってみて良かった!」と思えたので、また他の国民宿舎にも泊まってみたいなと思いました。

【まとめ】観光したところ、食べたところ

長くなってしまったので、ここからは箇条書きで!

【宮島】
 ・あなごめし うえの …宮島口のフェリー乗り場近くにある老舗のあなごめし屋さん。1時間待ったことなんてどうでもよくなるぐらい絶品!


・商店街で焼き牡蠣、レモンソーダ、揚げもみじ、牡蠣入りカレーパンを食す
・豊国神社 …高台にあるだだっ広い千畳閣が壮観!陰と光のコントラストが美しい。


・大聖院編照窟 …中心地から少し離れたところにある宮島最古の寺院。お遍路さんと同じご利益が受けられるという編照靴は一見の価値あり。


・厳島神社 …ずっと行ってみたかった場所。どの時間帯でもどの角度から見ても神秘的で素敵でした。
 大鳥居は海中に柱を埋めているのではなく、鳥居の上部に岩を詰めていてそのお守りで自立しているんだとか。


【広島市街地】
・原爆ドーム …目の前にすると肌で感じるものがありました。日本人として一度は訪れるべき場所。
 観光地と化していて複雑な気持ちになったものの、どんな形であれ広く世界に知ってもらうことはいいことだと思いました。
・長田屋 …友人に教えてもらったお好み焼き屋さん。ボリュームたっぷりで、そばとうどんのお好み焼きどちらも食べました!


・遊覧船クルーズ …お姉さんから広島にまつわる様々な知識を学ばせてもらいました。広島は大きな川が6つもあり、川と橋の街なんだとか。
・おりづるタワー …2016年に原爆ドームのそばにできた施設。2200円と入館料は高めですが、展望台がめちゃくちゃオシャレ!
 帰りは滑り台で降りることもでき、思った以上に楽しむことができました。


・広島城 …思ったよりコンパクトでしたが、2025年に耐震上の不安から閉館が決まっているそうなので中に入ることができてよかったです。
・むすびのむさし …おむすびと言ったらむさしというぐらいの有名店だそう。新幹線口店で購入し車内でいただきましたが、おむすびはもちろんですが若鳥の唐揚げもめちゃくちゃおいしかった、、近所にあったらしょっちゅう買ってしまいそうです。

いや〜楽しい二日間だったなぁ。
明日からまた仕事がんばるか。

そんなこんなで、帰りの新幹線で疲れて寝ている彼を横目に執筆していたマッキーでした。

書いた人
マッキー恋するファッショニスタ

ファッション好きでとにかくおしゃべり、都内在住、アラフォーゲイ。ゲイ茶の中では恋愛担当かつ癒し系枠。 ここだけの話、実はあの人気BL作家「藍内蒼馬」という噂。 ほかに「マッキーの\ちょっと聴いてよ〜/」というひとり番組も配信中。
https://lit.link/mackypodcast

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