
わび茶の新コーナー『わびさび逸品帳』。今回はシュンがおすすめのドラマをご紹介します。
vol.1のマッキーもテレビの話をしていましたが、私も何を隠そうテレビっ子。
とはいえ、最近は、なかなかバラエティまで見る時間がなく、大好きなドラマのみを厳選して見る、というのに留まっています。
毎クール、どんな新ドラマがやるかをチェックして、気になるものは第1回目を拝見。面白かったものだけをそのまま見続けるというスタイルでここ数年落ち着いていますが、今期2025年冬ドラマで、個人的に期待度が一番高かったのが、日本テレビ系列のドラマ『ホットスポット』。
巷で高評価で、ハマった人が続出した『ブラッシュアップライフ』のスタッフ陣が再集結し、バカリズムが脚本を書いている日常系(?)ヒューマンコメディです。
『ブラッシュアップライフ』の時は、「輪廻転生」がテーマとなっており、主人公がある日、事故で亡くなるものの、死後の世界の案内人(?)らしき者から、アリクイで生まれ変わるか、もしくは、記憶をすべて持ったまま、もう一度同じ人物として、人生をやり直すことができ、徳を積めば、アリクイ以外に生まれ変わることができるかもしれない、と言われ、もう一度、同じ人物として人生をやり直していく。というストーリーでした。
1回目の人生とは全然違う職業に2回目ではなっていて、かつ、その職業の「あるあるネタ」があまりにも忠実すぎるということで、バカリズムの取材力なども話題になっていたのですが、コメディ要素の中に、ホロッとさせられたり、考えさせられりするセリフが盛り込まれており、見応えのあるドラマで、見た人たちからはこぞって評判のいいドラマだっただけに、今回の『ホットスポット』も期待大というわけです。
そして、これを執筆している時は、第1回目の放送がされ、見た感想としては、やっぱり「面白い!」に尽きる、良質なドラマになっていました。
今回は「宇宙人」がテーマになっているものの、壮大なSFもの、というわけではなく、山梨のとある田舎町を舞台にした、小さな小さな事件しか起こらないようなストーリーになっています。
ただ、第1回目の時から、今後の伏線になっていくのかな?と思われるようなセリフや出来事が散りばめられており、ある意味、考察するのも楽しいドラマになっています。
特に本編には関係ないかもしれないので、ネタバレではないとは思うのですが、僕は、ある場面に違和感を持ちました。
それは、主人公たちアラフォー?くらいの女性たちが、映画『E.T.』をまったく知らない、といったところ。見たことない、ならともかく、その映画の存在そのものを知らない、いうのは、不自然すぎませんか?なーんて、考えすぎかもですね。
個人的には、ゲイ茶のラジオドラマの方でも、バカリズムが描くような会話劇やクスッと笑える台詞回しをやってみたいと思うのですが、見るのと作るのでは大違い。やっぱりバカリズムの天才っぷりがうかがえるなーと思う限りです。
『ブラッシュアップライフ』も『ホットスポット』もNetflixで配信中ですし、『ホットスポット』にいたっては、TVerで過去回も見られると思いますので(少なくとも、ドラマ放映中は、しばらく第3話くらいまでは見られるのでは)ぜひよろしければ、チェックしてみてください。

- 書いた人
- シュンMCやりたがり
東京在住40代ゲイ。本業はファイナンシャルプランナーっぽいことをしている。ドラマや映画、Podcast鑑賞が趣味。手話を勉強中。YouTubeではひたすらKPOPを追っかけている